Notionを使い始めると、全部ここにまとめたくなる。
タスク、メモ、プロジェクト、学習ログ、記事ネタ、生活の記録。ひとつの場所に置けば、どこに何があるか分かりやすくなる気がする。自分もそう思っていた。
情報が複数の場所に分かれていると不安だった。どこに何があるか分からなくなりそうで。
でも、使い方を見直してみると、全部をNotionにまとめる必要はなかった。大事なのは、全部を同じ場所に置くことではなく、何をどこに置くかが自分の中で決まっていることだった。
Notionの強みは、データベースの1行がページになること
Notionはただのメモ帳ではない。
文章を書けるだけなら他のメモアプリでいい。タスクを並べるだけならタスク管理アプリでいい。Notionの強みは、データベースの1行がそのままページになるところにある。
普通の表では、1行は1行で終わる。でもNotionでは、その行を開くとページになる。メモを書けて、参考リンクを置けて、作業ログや判断の経緯も残せる。一覧で管理しつつ、中身も育てていける。
| Notionの強み | 何が便利か | 自分の使いどころ |
|---|---|---|
| データベースの1行がページになる | 一覧管理と詳細メモを同じ場所に持てる | プロジェクト、判断ログ、語録 |
| プロパティを付けられる | 状態、期限、テーマ、分類を持たせられる | Status、Theme、Project管理 |
| リレーションが使える | 別のデータベース同士をつなげられる | ProjectとTask、ログとテーマ |
| タグ・フィルターが使いやすい | 必要なものだけ表示できる | 日次、週次、月次、テーマ別の確認 |
| ビューを変えられる | 同じ情報を別の角度から見られる | 進行中、保留、振り返り用の表示 |
Notionの価値は、自分で見て、自分で分けて、自分で判断できる構造を作れるところにある。AIや自動化でうまく回してくれるツールとしては、まだあまり使っていない。
全部入れようとすると、入力の時点で止まる
Notionは構造化できるからこそ、入れる前に考えることが増える。
これはタスクなのか。メモなのか。プロジェクトなのか。あとで見返す資料なのか。今週扱うものなのか。
余裕があるときはそれでもいい。でも、仕事の合間に思いついたことを残したいだけのときや、疲れていて頭の中から逃がしたいだけのときには重い。
タスク管理でも同じことが起きた。Notionできれいな管理体制を作ることはできる。でも、実行したいだけのタスクに毎回プロパティを考えると、行動の前に止まる。整理のための判断が増えすぎると、タスク管理が実行の助けにならなくなる。
ここで、全部をNotionにまとめることが正解ではないと感じた。
役割を分けても、不安は減らせる
以前は、情報が複数の場所に分かれていること自体が不安だった。でも今は考え方が変わった。
分かれていることが問題なのではなく、役割が曖昧なことが問題だった。
| 役割 | 置き場所 | 理由 |
|---|---|---|
| 文書・資料・下書き | Google Drive | docやスプレッドシートはGoogleに統一し自然にDriveで管理。NotebookLMで活用。 |
| 今日やるタスク 繰り返しタスク | TickTick | 実行管理に向いている |
| 時間が決まった予定 | Googleカレンダー | 時間軸で見るものだから |
| 検討事項、リスト | Notion | あとで整理する入口として扱う |
| 日々の記録 | Notion | 振り返りと状態管理に向いている |
| プロジェクト | Notion | DB、ページ、リレーションが活きる |
文書はGoogle Driveに置く、という判断は自分の中では大きかった。以前なら、文書も下書きもNotionに置きたくなっていた。でも、docとして扱うものはDriveの方が自然だった。
一方でNotionには、Notionに向いているものがある。検討してあとで見返したり、状態を変えたり、別のテーマとつなげたりするものだ。だからこそ、データベース、ページ、リレーション、フィルターが活きる。外部とつなぐのもリンクできる。
Notionは、流れを整理する場所
自分にとってNotionは、すべての文書を置く場所でも、タスクをひたすら消化する場所でもない。
キャプチャーを受けて、ログで見返して、プロジェクトとして育てて、判断や言葉を残す。そういう「流れを整理する場所」として使うのが、自分には合っている。
何をどこに置くかが決まっていて、その場所に置く理由があって、あとで見返すときに迷わない。それが決まっていれば、ツールは分かれていてもいい。
Notionに全部まとめるのをやめたことで、逆にNotionの使いどころがはっきりした。



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