はじめに：確定申告は“面倒”の壁から始まった
会社員から独立してフリーランスエンジニアになると、まず壁になるのが「確定申告」。
僕自身、「帳簿？仕訳？なにそれ……」という状態からスタートしました。
でも、マネーフォワードの2つのサービスをうまく使えば、思ったよりもスムーズにこなせるようになります。
- 🧾 日々のお金の流れを把握する → マネーフォワード ME
- 📊 申告書類を整えて提出する → マネーフォワード 確定申告
この2つをベースに、僕がやっている「ラクする確定申告」の流れを紹介します。
そもそもフリーランスエンジニアに必要な確定申告とは？
個人事業主として働くエンジニアは、年に一度「収入」「経費」「納税額」などを自分で計算して申告する必要があります。
青色申告なら、最大65万円の控除が受けられて節税にも有利です。
僕のやり方：マネーフォワード2本使いの流れ
🧾 マネーフォワード ME
主に「生活と事業のお金の全体像」を見える化するために日々の明細記録に使っています。
- 銀行・クレカ・電子マネー・証券口座などを自動連携
- プライベートと事業の支出をラベルで分類（趣味／業務／生活費など）
- 月々の支出を見ながら、貯金と経費のバランスを管理
→ 僕の場合は経費がそこまで複雑ではないので家計簿と混ぜて“全体のチェック”をする運用をしています。その中から確定申告に関係のある明細には「確定申告」のチェック✅️をいれていきます。銀行やクレカは可能なら仕事用を分けた方が管理しやすいです。
📊 マネーフォワード 確定申告
実際の確定申告書を作るのはこちら。提出書類をつくるときだけ触ることになります。
- 業務収入、経費の仕訳、口座明細の取り込みまで自動化
- 「何月にいくら使った」「売上の内訳」などが一目瞭然
- 青色申告用の帳簿も自動作成、e-Tax送信にも完全対応
→ フロー通りに進めていくと提出まで完了します。「会計ってこんなに自動で進むのか……」というのが初年度の感想でした。ただしMEと連動しているので意図せず明細を削除してしまわないように注意が必要です。
よく使っている経費とカテゴリ整理
エンジニアの仕事はデジタル中心なので、クラウドサービスやガジェットの支出が多めです。
📦 僕が計上している主な経費
| 区分 | 例 |
|---|
| サブスクリプション | GitHub Copilot、Notion、Adobe、Google Workspaceなど |
| ハードウェア | MacBook、モニター、キーボード、iPadなど |
| 通信費 | 光回線、スマホ（業務割合で按分）など |
| ソフト・アプリ | JetBrains、Xcode関連ツール、開発用ライセンスなど |
| 書籍・学習 | 技術書、Udemy、英語教材など |
| 交際費 | カフェでの打ち合わせ費、勉強会参加費など |
経費の考え方と注意点
✅ 基本は「完全に事業に関係しているもの」が対象
- 仕事のために必要だった支出＝経費になる
- レシートや領収書を取っておくと安心（クラウド保存もOK）
領収書はあとから自分で作っても大丈夫だそうです。ただこれは全般についての注意になりますが、「社会通念上で妥当」である必要があります。
🔄 プライベートと共用するものは「按分」で対応
- 例：スマホ料金や家のWi-Fiは「仕事6割／プライベート4割」などで経費化
- 家賃や光熱費も、在宅ワークの比率で按分できる場合あり
- 按分比率は自分なりのロジック（面積・使用時間など）をメモに残すのがベスト
実際の流れ（1年間）
| 月 | 内容 |
|---|---|
| 毎月 | 銀行・クレカの自動取り込み＆仕訳チェック（15分くらい） |
| 四半期ごと | 売上・経費の傾向を確認。不足があれば経費整理 |
| 年末 | 領収書の確認、棚卸（在庫や未使用サブスクなど） |
| 1月 | 支払調書や源泉徴収票の受領確認 |
| 2月〜3月 | マネーフォワードで最終チェック→e-Taxで提出（1時間くらい） |
まとめ：マネーフォワードで“自動化＋月1メンテ”で特に問題なくできた
確定申告って最初はほんとにわけわかんなかったんですが、マネーフォワードでやってみたところ、
- 「面倒な計算や記帳」をやらなくてよくなった
- 「どこにお金が消えてるか」がはっきり見えるようになった
- 自分のビジネスの健全性もなんとなくわかる
ようになりました。
確定申告＝税金の手続きではあるけれど、僕にとっては「事業の棚卸し」の時間でもあります。
道具の力を借りながら、無理なく、毎年続けていく。それだけで十分だと思います。
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