会社を辞めて独立する前にやるべきこと 雇用保険はもらえる?元会社員の視点で解説

Freelance Life

はじめに:独立ってワクワクと不安が同居する

「そろそろ会社を辞めて、自分の力でやってみたい」
そう思ったとき、ワクワクする一方で、こんな不安も出てくるはずです。

  • 本当に食べていけるのか?
  • 手続きって何が必要?
  • 雇用保険ってもらえるの?損しないの?

この記事では、会社員から独立した僕自身の経験もふまえて、「退職前にやっておくべき準備」や「雇用保険をもらいながら独立する方法」を具体的に紹介します。

僕の場合、元々在宅中心で開発をしていて、同じく在宅中心で独立をしました。

独立前にやっておきたい準備

✅ 生活資金の確保

収入が入ってくるまでいきなり収入がゼロになる可能性もあるので、最低でも半年分の生活費は貯めておきたいところです。退職金は会社規定によるので調べておくとよいです。僕の場合、一部が確定拠出年金にあてられて思ったより少ない額でした。
また、会社員の信用があるうちに以下も済ませておくのがおすすめ:

  • クレジットカードの新規申込/増枠
  • 賃貸契約や住宅ローン審査

とはいえ僕の場合はクレジットカードの申請は独立直後でもできました。

✅ 情報・人脈の整理

  • 連絡先や名刺、ポートフォリオをまとめておく
  • 副業OKなら在職中に「小さく仕事してみる」のがベスト
  • SNSやブログを始めておくと、後々営業にも役立ちます

自分の名刺について、僕の場合は退職直後に気合いれて作ったのですがなかなか使う機会はないです。立ち回りや方向性にもよるので必要になってから作るのがいいかなと思います。

✅ 仕事環境の整備

  • パソコンやツール(会計ソフト、メモアプリなど)の準備
  • スケジュール管理やファイル整理の仕組みも作っておく
  • 自宅を仕事モードに切り替えるための環境づくりも地味に大事

退職時のスケジュールと注意点

🔹 有給は使い切る

退職日までに有給を消化すれば、金銭的にも精神的にも余裕ができます。
引き継ぎの計画と合わせてスムーズに調整しましょう。

🔹 必要書類は確実に受け取る

退職後、雇用保険や税金関係の手続きで以下の書類が必要になります。

  • 離職票(雇用保険の手続きに必須)
  • 源泉徴収票(確定申告に使う)
  • 雇用保険被保険者証(再就職手当や再加入時に必要)

🔹 健康保険と年金の選択

  • 社会保険→任意継続 or 国民健康保険
  • 厚生年金→国民年金(+付加年金や基金なども検討)

雇用保険(失業手当)はもらえる?どうする?

🔸 基本の流れ

  • 自己都合退職なら3ヶ月の給付制限あり(+7日間の待機)
  • 離職票を持ってハローワークに行き、「求職の申込」を行う
  • その後は定期的に「求職活動実績」を提出しながら失業給付を受ける

🔸 「開業準備中」でももらえる?

実は、すぐにフリーランスになる予定でも「開業届をまだ出していなければ」失業手当を受給できるケースが多いです。

  • 「開業準備中」「職業訓練中」として通る場合あり
  • Web制作・デザイン・ライティングなど、勉強や案件開拓中でもOKとされることも
  • バイト・報酬ありの副業は基本NG(要申告)

各自治体によるところもあるので 不安であればハローワークに問い合わせをしてみてください。ただし繁忙期だと連絡がつきにくいので注意してください。

🔸 開業届のタイミングに注意

  • 失業手当をもらいたいなら、受給が終わるまで開業届は出さない方が無難です
  • 逆に「すぐ事業を始めたい」という人は、開業して再就職手当(残りの失業給付の一部)をもらう方法もあります(※要件あり)

僕の場合は1ヶ月の待機期間を経た後に開業届を出して、再就職手当をもらうことにしました。ハローワークには退職後書類を持ってなるべく早くいった方がいいです。

独立後のリアルとメンタル

  • 自分で全部決められる(でも責任も全部)
  • 誰も何も言ってくれない(でも自由)

向き不向きはありますが、ぼくの場合は元々独立心が強いということもあり特に変化は感じず、着実に準備していくのが楽しかったです。生活リズムも特に変わりなく収入が増えたのでもっと早くしておけばよかったなと思っているくらいです。

精神的に落ちる時期もあるので、「がんばりすぎない」「人とつながる」ことを意識しておくとバランスが取れます。

🧾 補足:独立後は「確定申告」が必要になります

会社を辞めてフリーランスになると、毎年**自分で「確定申告」**を行う必要があります。

基本的なポイントだけ押さえておくと:

  • 所得があれば2月〜3月に税務署へ申告
  • 経費をしっかり記録すれば節税になる
  • 開業届を出して「青色申告」にすると控除が大きくなる

最初は「面倒そう…」と思うかもしれませんが、会計ソフト(例:freee、マネーフォワードなど)を使えば意外とシンプルです。
何にいくら使ったかを日々記録しておくクセをつけておくだけで、あとがラクになります。
後ほど記事を作成しようと思います。

まとめ:準備すれば独立は怖くない

会社を辞めて独立するのは大きな決断ですが、事前の準備と制度の活用で、かなり安心してスタートできます。

  • お金と環境を整える
  • 雇用保険を最大限活用する
  • 心の準備もしておく

独立はゴールじゃなくスタートです。焦らず、確実に準備を進めていきましょう。

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